教育者としても、長年にわたりヨーロッパのピアノ教育に貢献している。ブリュッセル、ハエン、ソフィア、ローマ、メッシーナ、カルタニセッタ、ヴィボ・ヴァレンティア等、世界各地の国際コンクールで審査員を務める。また、彼のもとで学んだ多くの弟子たちが、エリザベート王妃国際コンクール、ハエン国際コンクール、スタインウェイ国際コンクールなど世界各地の主要国際コンクールで優勝している他、1位以下ではソフィア、マルサラ、ローマ、リンツ、フランス国際コンクール、エリーゼマイヤーコンクール等、数多の国際コンクールに及ぶ。またパリ国立高等音楽院、マドリード王立高等音楽院、ソフィア国立音楽院、リスボン国立音楽院 、ロッテルダム音楽院等、ヨーロッパ各地の主要音楽院に招かれマスタークラスを開催するほか、ヴェネツィア、ピアナーレ(フルダ)、ヤマハマスタークラス(ヤマハ音楽振興会)等にも定期的に招かれマスタークラスを開催している。

31歳時にハンブルグ音楽演劇大学最年少で教授に就任、その後11年間にわたって同音大学部長を、14年間にわたりピアノ科主任を務める。また同大学に大学国際交流部を設立、同部門の主任も長きにわたり務めた。2011年4月より愛知県立芸術大学客員教授。